隙間時間の使い方
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替え歌が効果を発揮するのは隙間時間!
いざ替え歌で勉強すると決意しても、替歌の長所を生かした勉強方法や計画が立てられなければ、効果は半減してしまいます。
替え歌が本当に効果を発揮するのは「隙間時間」です。隙間時間は、別の言い方をすると「普段勉強しない時間帯」です。当たり前の話ですが、他人の上を行こうと思ったら、他人よりもたくさん勉強をする(あるいは他人より質の高い勉強をする)必要があります。
他人よりもたくさん勉強しようと思ったら、単純に「今までより勉強時間を増やすしかない」という話になるわけですが、実際は難しいですよね。
食事をとる時間、風呂に入る時間、髪を乾かす時間、服を着替える時間、歯磨きをする時間、学校の準備をする時間、通学の時間、、、どれも短縮はできたとしても削ることはできません。
普段勉強しない時間帯を使う
そこで、勉強に対する根本的な考え方・方法から変えていきましょう。上記の時間(普段勉強しない時間、削りにくい時間)を全部丸ごと勉強時間に変えてしまうのです。
そう、同時並行で勉強しちゃえばいいのです。要するに「ながら勉強」。どうせ今まで活用しなかった時間です。大して頭に入らなかったとしても損はありません。「覚えなければ!」と気負うことなく、受動的に替え歌を聞き続ければいいだけです。
考えてみてください。お風呂に入る時間が普通30分かかるとします。3分の替歌を2倍速で聴いたら1回聴くのに1分30秒、、、30分あれば20回聴けます。
事前に20回聴いてからいつもの勉強を始めるのと、全く白紙の状態から勉強を始めるのとでは、だいぶ違ってくると思いませんか?
隙間時間の存在に気付こう!
こんな風に、隙間時間(普段は勉強をしなかった時間)を意識的に活用していくためのツールが替歌です。隙間時間は、意識しなければ活用できませんので、具体的にどれだけ活用できる(可能性を秘めた)時間があるか検討していきましょう。
食事(朝・昼・番)
日本人の朝昼晩の食事時間の合計が117分というデータを元にすると、日本人が一食に費やす時間は、39分(約40分)ということになります。学生が昼食時に動画を見るのが難しいとしても、朝晩の食事で合計約80分は替え歌を流せるはずです。
風呂
風呂の時間は細かく分類すると、服を脱ぐ時間、体を洗う時間、湯船に浸かる時間、体を拭く時間、服を着る時間、髪を乾かす時間、歯を磨く時間などが含まれますが、これらの風呂に入る前後の時間も含めると一連の動作には普通、30~50分程度(平均40分?)の時間がかかると思います。風呂で動画や音楽を聴く方法は色々ありますので、一度調べてみてはいかがでしょうか。
電車での通勤・通学時間
電車で通勤・通学をする方は、毎日決まった通勤時間・通学時間という隙間の時間が生まれます。行き帰りの決まった時間にどれだけ聞くか、ということを事前に計画して実行していけば、相当の学習量になるでしょう。仮に、待ち時間を含めて片道30分かかるとするなら、往復で一日1時間です。電車での通勤・通学は大変ですが、これは毎日確実に発生する隙間時間ですので、電車内での勉強を習慣化できたら、絶大な成果が得られると思います。
家事全般
自宅で、炊事・洗濯・掃除・片付けなどのように、定期的に分担している家事がある人は、その家事を行う際は替え歌を流す、というルーティン(毎日の決まりきった手続き・手順・動作)にしてみてはいかがでしょうか。
マイルールで作る隙間時間
隙間の時間は意識しないと気付ないことが多いですが、自分で強制的に「ミニ勉強時間を設けるルール」を作っておけば、毎回毎回隙間時間を探さなくても、自分が決めたルールに従うだけで、自然と勉強が前に進んでいきます。参考までに、具体例を以下に掲げますのでご覧ください。
(マイルールの例)
- 朝起きたら1曲聞く
- 登校・出勤の前に1曲聞く
- トイレに行くときに1曲聞く
- 帰宅したら1曲聞く
- おやつを食べる前に1曲聞く
- 寝る前に1曲聞く
以上が隙間時間の具体例です。おそらくこれを読んだ方の中には「そこまでして覚えたいわけではない」とか「食事や風呂の時間に音楽なんて行儀が悪い」と思われる方もいるでしょう。そんなときは答えは単純で、別に何もしなくていいと思います。
何をいつまでにどれだけやるか、ということは、各人が自由に決めればいいことです。私は「合格のためになら何でもやる!」とか「行儀とかマナーとか言っている場合ではない」といった、極限まで追いつめられた方を想定しながら書いていますので、余裕のある方はスルーしてください。
本来の勉強時間における替歌勉強法
ここまでは、隙間時間を使った勉強方法ばかりを述べてきましたが、机に向かって勉強する、本来の勉強時間の使い方について私の考えを述べていきます。
まず、隙間時間の「聞く」を主体とした勉強は、基本的に「受身のインプット作業」です。受身のインプット作業は、テレビをぼーっと見ているのと似たところがあるので楽です。しかし、よそ事ばかり考えていると効果が小さくなる、という問題点があるのも確かです。
反対に、問題演習などの能動的なアウトプットは、自分が意識しなければ一切勉強は前に進まないので、勉強をする者に負荷がかかります。しかし、強い意識を勉強に向けている分、大きな学習効果も期待できます。
このことから、勉強に強い意識を向けている時は、問題演習などのアウトプットを中心にした方がいいです。アウトプットの詳細は「使い方」のページに記載しておりますので、そちらをご覧ください。