替歌学習の注意点
替歌のメリットを読むと、替歌は良いことばかりと思えるかもしれませんが、以下のような注意点というか、限界もありますのでご確認ください。
発音が不正確
この替え歌は、英語力の無い私が歌っているので発音は不正確です。更に、日本語の歌のリズムに無理やり英語を入れ込んでいるので、アクセント(イントネーション)も無視されています。英語が堪能な方が聞くと「発音が無茶苦茶だ!」と怒られるでしょう。確かに発音が無茶苦茶で、典型的な日本人の「カタカナ英語」です。
私も可能ならネイティブの発音でカッコよく歌いたいですよ~(´;ω;`)ウゥゥ。ですが能力的に無理なのです。なので、発音は「大体こんな感じ」と大雑把にとらえて、後から正しい発音を勉強してください。替歌で大体の雰囲気を掴んだ後で正確な発音を学習する…という感じでいいと思います。この替え歌では、正しい発音は学べませんので、その点は注意しておいてください。
歌が下手
替歌が心地良い歌声なら長時間いつでもどこでも流し続けられますが、歌の下手な私が歌っていますので、耳障りは決して良くありません。人によっては「苦痛」だと思います(^-^;) ですが、現時点では良い歌い手がいないので、諦めてください。苦痛を感じるなら聞かない、、、で良いと思いますよ。他にも効果的な学習法はあると思いますので。
ただ、、、勉強は元々興味の湧くものばかりではない、という点も理解しておいた方がいいと思います。「おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり」といった高杉晋作の言葉もありますが「面白くない勉強を、自分の心のコントロールによって面白味を見出していくこと」も重要だと思います。
この替え歌は、面白くない暗記作業の苦痛を和らげるために作りましたが、私は誰かの役に立てることを想像すると、やる気・楽しみ・喜びが倍増します。考え方を変えたら世界が変わると思いますよ。
歌は下手ですが、ここは見方を変えて「特徴のある歌い方は記憶に残りやすい」と前向きに考えてみてはどうでしょうか。
ところで…英語の発音が不正確な私はある替歌の中で、comb(くし)の発音(コーム)を「こんぶ」と発音して「くしは昆布!?」などと笑われてしまいました。おそらく、ネット上のたくさんの人に笑われていることでしょう(;^`д^)ア・・・ハハ・・・。
※画像をクリックすると替え歌が再生されます。
ただ、記憶術の観点から考えると、強い印象が残る突飛な出来事が含まれている方が記憶に残りやすいんですね。デメリットも見方を変えればメリットにできたりするものですよ。
ちなみに、私も「歌が上手い人が歌えば、心地よく聞けるのに…」といつも感じていますので、歌が上手い人で歌ってくださる方がいらっしゃいましたらご紹介ください。最後に、高杉晋作の名言からふと思いついた言葉を一つ…
めんどうで 辛く苦しい 暗記作業
楽にするのは 替歌なりけり(字余り)
お粗末様でした。
替歌には一つの意味しか付されていない
本来英語は、一つの単語がたくさんの意味を持つ「多義語」です。例えば「cake」と聞くと、「甘い洋菓子」とばかり想像しがちですが、cake は rice cake(餅)や fish cake(魚のすり身の練り物)のように、食材を固めて作った様々なものにも用いられる単語なので、必ずしも甘いデザートとは限りません。
この替え歌の目的は、未知の言葉を「聞いたことがある」というレベルに持っていくことです。単語の一つの意味を覚えることは「終着点」ではなく「出発点」に近しいところがありますので、替え歌を過信しないようにしましょう。
聞くだけでは大きな成果は期待できない
私は、隙間時間に気楽に勉強できる方法として替え歌を紹介しましたが、替歌での暗記効果を最大化する方法までは確立できていません。ゆえに、効果的に活用する方法は具体的に考えていく必要があります。
まず勉強にはインプットとアウトプットという二つの勉強法があります。替歌はインプットですが、歌詞の単語と意味のうち、前段の言葉を問題、後段の言葉を答えと考えて、前段の言葉に続く言葉を曲を聞いていく中で推測していけば、替歌動画は問題演習というアウトアップツールにもなります。替歌は、聞くだけでも一定の効果は期待できますが、成果や効率を考えながら聞けば効果が大きくなると思います。
覚えている単語の替歌を聞いても意味がない
当たり前の話ですが、、、既に覚えている単語・熟語が大半の替歌を聞いても大きな効果は得られません。未知が既知に変わる数が多ければ多いほど効率的だと思いますので、覚えていない単語や熟語が多い曲を反復することをお勧めします。
具体的な使い方や深い知識は学べない
英語の熟語を覚えていると「使い方がどうもイメージできない」と感じると思います。熟語は例文を確認しながら勉強した方がいいのですが、現時点で例文は用意できていません。また、ある程度勉強が進んできたら、関連の単語、類義語、対義語などを参照しながら、勉強した方が良いと思いますが、そういった関連情報までは整っていません。
この替歌は「初めて出会う英単語を身近な存在にさせること」には適していますが、英語を深く学べる代物ではありません。過信して貴重な時間を無駄にしないようにしましょう。