替歌を作った理由

    


難しい長時間の高速反復学習

勉強用の替え歌を作ったのは、無味乾燥な高速反復の暗記作業に苦しんでいる人が多いと思ったからです。

英単語の大量暗記では「1秒1単語」というくらいの高速反復が効果的と言われたりもしますが、今期や集中力が足りずに長続きしない人が多いと思います。

私もそんな高速反復ができない人間の一人で、資格の勉強を頑張っていた頃にはいつも「集中力が持続する人は凄いなぁ、記憶力が良い人が羨ましい」と思っていました。改めて思いますが「元々の資質の違い」ってあるんですよね…。私は、何をするにしても飲み込みが悪い方なので、そんな「資質の違い」を人一倍痛感しました。

歌詞が勉強内容なら効果的なんじゃね?!

そこで私は「元々の資質は仕方がない」と割り切り、少しでも効率を上げるために、前述の高速反復法に加え、記憶術、速読、語呂合わせ、音楽を聴きながらの勉強など、様々な方法を試しました。

その中で、音楽を聴きながらの勉強について調べると「歌詞のある音楽は歌詞に意識が向いて良くない、聴くなら歌詞の無いクラシックが良い」という情報が出てきました。

そこで、歌詞のある音楽で勉強してみたところ「確かに歌詞のある音楽は歌詞に意識が向くな…」と感じたのですが、私はそこで「歌詞のある音楽での勉強は良くない」とは思わず「歌詞が勉強内容なら効果的なんじゃね?」と思ったんですね。そう。替え歌です。

調べると、替え歌には「覚えやすい」「忘れにくい」「疲れにくい」といった効果があるではありませんか。「素晴らしい!!やってみよう!!」と思ったところ、この勉強法の致命的な欠陥がすぐに判明しました。

それは、勉強の替え歌がほとんど無い、ということです。替え歌を作るのは結構面倒です。早く覚えるために時間をかけて替え歌を作る…これぞ「本末転倒」です。なので、替え歌勉強法は諦めました。

 

難しい首都の名前も簡単に覚えられる!

そんな私が世に出て働き始め、子供ができ、勉強を教える時期がやってきました。かつて「こんな替歌があれば大量暗記ができるかも」と思っていた替え歌を作り、子供たちを実験台にして試すことができます。

そこで、世界の200以上の国名・首都名・国旗・位置などが一度に学べる替歌動画を4曲ほど作って小学1年生の子供に繰り返し見せたところ、2週間ほどで世界の国名と首都名がほぼ全部言えるようになりました。歌なら覚えにくい国名や首都名も簡単に覚えられるんですよね。

例えば、スリランカの首都は「スリジャヤワルダナプラコッテ」という非常に覚えにくい名前ですが、歌なら何度か口ずさんでいるうちにすぐ覚えられます。そして忘れにくいのです。

小学1年生の時に覚えて以降、ほとんど替え歌を口ずさむことなく中1になった子供に、スリランカの首都は?と質問したところ、メロディと共に首都名がすぐに出てきました。さすがに全部の国名・首都名を言うのは難しい感じでしたが、一度曲を聞いただけで大半は思い出していました。

「約6年経ってもこれだけ覚えているとは、、、替え歌恐るべし!」と思った私は「せっかくだからみんなが苦しむ英単語の替え歌を作ってみよう。誰も作ってないから面白そうだし、、、喜ぶ人もいるはず。」と思い、本格的に作成に着手しました。

英単語の量が多すぎて挫折しかける

思い付きで英単語の替歌作成に着手してはみたものの、量が多過ぎ、当初想定した以上に時間と手間がかかりました。あまりの大変さに「いい歳して俺は何やってんだ?!」と思うこともありましたが、「世の中には俺みたいな邪道なやり方でも好きな人はいるはず。少しでもそういう人の役に立てたらいいや。」と思い、なんとか154曲もの英単語の替歌を完成させました。仕事でパソコンはある程度使えたので、何とかある程度の形に持っていけました。いやーー長かった。

下手でも自分が歌うしかない

強引に完成させたものの、問題は質です。一番の問題は歌唱力。英語の発音は完全にカタカナ英語です。公開すると「音痴だ」「カタカナ英語だ」とボロカスに書かれることは目に見えています。

ボーカロイドの初音ミクさんとやらに歌ってもらえないかとネットでググりまくったものの、自分の能力ではそこまで辿りつきません。友人、知人らに頼んでみたもののみんな恥ずかしかって歌ってくれないので、結局自分で歌うことにしました。

ただ、自分の生声を聞くのがあまりにも嫌なので、後の編集でキーを3つほど上げました。音痴な上に英語の発音が最悪であることは自覚していますので、コメントではあまり厳しいことを書かないでください。心が折れるので…。

また、正攻法の勉強法が良いと考える方、替え歌が嫌いな方がたくさんいることも承知していますので、そういった方々は適当にスルーしてください。

私は、淡々と繰り返すだけの無味乾燥的な暗記作業を少しでも楽しく、効果的にできないものかと思ってこの替え歌を作りましたが、多数のデメリット・問題点があることも確かです。人それぞれ、自分に合った勉強方法というものがあると思いますので、興味のある方だけ活用して暗記に役立ててもらえたらと思います。

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