替歌学習のメリット

替え歌には次のようなメリットがあります。

１、ストレス軽減・疲労回復の効果

音楽を聴くと、疲れにくい（ストレス軽減）、元気が出てくる（疲労回復）、と感じる方は多いと思いますが、これは「癒しの音が聴くとストレスホルモンのコルチゾールの値が下がる」「テンポの良いダンスミュージックを聴くと体内の抗体レベルが上がる」といった実験結果などから、科学的に証明された事実です。

勉強によって受ける負荷は、勉強内容や勉強をする人の性格・能力・経験などで異なりますが、どんな人でも負荷が軽減された方が良いことは確かです。

２、未知の単語へのファーストコンタクトが容易

未知の英単語が多数含まれた文章を自力で読むのは結構大変です。しかし替え歌の動画は再生するだけで、未知の英単語が大量に含まれた曲が耳に入るので、簡単に未知の英単語とファーストコンタクトがとれます。

「今すぐ単語帳１冊を読もう」と思っても簡単には読めませんが、替え歌なら約９０分、適当に曲を流し続けるだけでいとも簡単に同じ量が聞けてしまいます。リズムの無い単調な暗記作業は飽きて苦痛を感じるが、リズムのある替え歌は「何となく聞けてしまう」ということです。

※英単語・熟語の替歌（英検２級レベル・全５１曲を約９０分で高速再生）

3、覚えやすく忘れにくい

替え歌は「歌」なので当然「リズム」があります。リズムの無い言葉は特徴が無いので覚えにくいですが、リズムのある歌は、英単語やその意味の言葉に強烈なインパクトが含まれているので、覚えやすくなります。また、言葉とリズムがくっついていると、言葉を見てリズムを思い出したり、リズムで言葉を思い出すことができたりします。

たとえば「世界に一つだけの花」という歌を知っている人であれば、時間が相当経ってもかなりの確率で「Ｎｏ１にならなくてもいい」の後に「元々特別なオンリーワン」という歌詞が出てくると思いますが、その理屈と同じです。体で覚えたことは忘れにくいですよね。

※画像をクリックすると替え歌に繋がります。

４、強制的に勉強を進められる

英語の単語帳での勉強は疲れていると前に進みませんが、音楽なら、強制的に流し続けるだけで（耳を塞いだり別の部屋に逃げ出さない限り）「聞いたことがある」という程度の効果は得られます。

「意識しないと覚えられない」と言う人もいると思いますが…何回も聞けばほとんど覚えてしまいます。極論を言えば「1000回聴けば誰でも覚えますよ」という話です。

意識しなくても（集中していない状態でも）繰り返せば勝手に体に染み込んでいくのが替え歌です。勉強に疲れて何もできない時間帯に、気休め程度でも強制的に替え歌を流して「なんか聞いたことがあるな…」という程度にでも持っていけたら十分、、、というのがこの替え歌のコンセプトです。

替え歌には基本的に一つの単語に一つの意味しか付していませんから、いくら頑張も替え歌で覚えらるのは一部だけです。「絶対に覚えなければ…」と思うと精神的にきついですが「隙間時間に少しでも覚えられたら儲け物」と気楽に考え、ルーティン的（強制的・機械的に）に替え歌を流してみてはいかがでしょうか。

5、無意識に脳内リピート

音楽は、ふと頭に思い浮かべたときから理由もなく無限ループを繰り返す、、、という特徴があります。ＣＭソングを聞くと、その曲のフレーズが何回も頭の中で繰り返されてしまう、というやつですね。

曲のフレーズが脳内でリピートする正確なメカニズムは未だに解明されていないようですが、この替歌学習法の特徴は、記憶の強化を図る上で絶大な効果を発揮します。なぜなら、勉強するつもりがなくても、無意識のうちに脳が勝手に曲をリピートして「無意識の復習」に繋がるからです。

脳内リピートは、「疲れている時」「ストレス化にある時」「怠けた状態のとき」に起きやすいと言われていますが、普通なら勉強を進めづらい状態のときにでも脳が勝手に復習をしてくれるなんて便利だと思いませんか？（脳内リピートが止められなくて苦しむ可能性もありますが…）

※画像をクリックすると替え歌に繋がります。

 

6、ながら勉強ができる

替歌勉強法の最大のメリットは「ながら勉強ができること」だと思います。基本的に、他人より良い成果を出そうと思ったら、他人が勉強している時間帯に勉強するのは当然として、他人が勉強していないときに勉強をする必要があります。では、他人が勉強していない（可能性が高い）時間がどこにあるかと言うと、、、大きく分けて次のように分類されると思います。

①日常生活の時間（炊事・食事・洗濯・掃除・風呂・買い物等）
②移動時間（職場・学校・買い物等に行く時間）
③その他の隙間時間（待ち時間等）

そこで、これらの「他が勉強していない時間帯」に替え歌を流し続けていれば、僅か１日でも相当勉強は前進すると思います。「～しながら」の勉強は、以下のようにたくさんありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

＜ながら勉強の例＞
①風呂に入りながら
②食事をとりながら
③食事を作りながら
④掃除をしながら
⑤休憩を取りながら
⑥自転車・車を運転しながら
⑦電車に乗りながら
⑧ネットサーフィンをしながら